JMLA概要 紹介

2021/01/19

特定非営利活動法人日本医学図書館協会(JMLA:Japan Medical Library Association)は、1927年(昭和2年)に創立された「官立医科大学附属図書館協議会」に端を発する協会で、その後、国公私立の医学・歯学・健康科学・生命科学領域の専門図書館が入会し活発な活動をおこなってきました。個人会員制の導入により、幅広い方々の参加も期待しています。また、2003年(平成15年)には特定非営利活動法人となっています。

JMLAは、保健・医療とその関連領域の図書館事業の振興ならびに情報の流通に関する調査・研究および開発を推進することによって、図書館を利用するものがより広く高度の知識を習得できる環境を整え、そのことにより、保健・医療・関連領域の進歩発展に寄与することを目的としています。

会員館間や関連団体との相互協力活動、図書資料の共同購入事業、機関誌等の刊行物発行事業のほか、研究会・研修会開催、協会賞・奨励賞表彰、奨学制度、「ヘルスサイエンス情報専門員」認定制度などにより、専門的知識・技能および管理調整能力を持つ医学図書館員の育成にも力を注いでいます。

また、近年では国立国会図書館への国内医学雑誌寄贈、日本医書出版協会との定期的な懇談など、他団体と幅広い連携をとり、医学情報サービスの発展に努めています。

JMLA概要 会長のあいさつ

2022/09/28

このたび福井次矢前会長のお仕事を引き継ぎ、会長を拝命いたしました。
日本医学図書館協会は、その前身である『官立医科大学附属図書館協議会』が第1回総会を昭和2年(1927年)11月に開催して以来、国公私立の医学、歯学、健康科学、生命科学領域の専門図書館の加盟のもと、90年以上にわたって、活発な活動を続けてまいりました。その存立目的は、保健・医療その他の関連領域の「図書館事業の振興」と「情報の流通に関する調査、研究、開発の推進」とされています。さらに、最近の数十年間はInformation Technology(IT)、電子媒体による医学・健康情報への対応という、パラダイムの変容が起こりました。

こうした変化に伴い、医学図書館の役割も「資料の収集、保存、提供」から、「知識の創出ならびにその支援」に拡大しています。今日の図書館は、利用者が自ら情報を探索、利用する場としてだけでなく、利用者の問いを解釈し、必要とする情報を提供するという、専門家としての図書館司書と医療専門職、研究者の協働作業の場でもあります。本協会は、Clinical Questionに応じた文献を検索、提供することを通じ、数多くの診療ガイドラインの作成を支援してまいりました。医療への患者参加を支援するために、患者・市民のための図書館を設置する病院も増えております。すべての図書館利用者・関係者の知識、経験、知恵が集まり、発展することを支援する母体として、更なる発展を遂げられるよう努力を重ねてまいります。2027年の本協会創立100周年に向けて、関係するすべての皆様方のご協力、ご尽力を賜れますよう、引き続きよろしくお願い申し上げます。

2022年9月

日本医学図書館協会
会長 小松康宏

JMLA概要 目的・事業

2020/11/04

目的(定款第3条)

本会は、保健・医療その他関連領域の図書館事業の振興ならびに情報の流通に関する調査、研究及び開発を推進することによって、図書館を利用するものがより広く、高度の知識を習得できるようにし、もって保健・医療その他関連領域の進歩発展に寄与することを目的とする。

事業(定款第5条より)